求人数は多ければ良いと言うものではない

景気が良くなって求人数が増えてくると、失業者の数が減ると思われがちである。
しかし実際は、そんな単純ではないのである。
何故なら求人数が増えた所で、全ての失業者が応募できるわけではないからである。
人と言うのは得手不得手があり、どんな仕事でもできる訳ではないと言える。
事務系の仕事をしていて失業した人が、建設業の求人が増えたからと言って、応募する事はまずあり得ない。
また逆もしかりであり、求人があるからと言って、必ずしも応募するとは限らないのである。
だから一概に求人数が増えたからと言って、失業者はもろ手を上げて喜ぶ事は出来ないのである。
失業者は自分に出来る仕事の求人数が増えて初めて、喜ぶことができるのだ。
景気が良くなっても、全ての職種に平均的に求人数が増える事はまずあり得ず、特定の職種の求人数が増えるだけなのである。
出来る事なら自分が出来る仕事の求人が増えるのを待ちたい所だが、それではいつまで経っても働くことができないから、思い切って求人が増えている職種にチャレンジしてみる気概も大事だ。

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